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きのこ仲間ド基礎・ド初級Webページ 作成 サカタコウキ+カンカン仲間

はじめまして。サカタコウキと申します。きのこをはじめてヒトケタ年のド基礎・ド初級者です。
このページは、ブログ「きのこ仲間 ド基礎・ド初級」のきのこをまとめたページです。
カンカン仲間の姐さんがたのイラストや映像とともに、このページを作って行きます。どうかよろしくお願いします。


自分はきのこ本を出したい等のだいそれたヤボウは全く持ち合わせていないので、きのこに関してはこちらの先達の本をご参照ください

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さて、きのことは一体何かというと、植物にも動物にも分類されず、カビとともに「菌類」に分類されます。
下の図は、学術上は正しくないのかもしれませんが、そして学術は日進月歩なので分類も変化するのでしょうが、ざっとこんな感じらしいです、なにせド基礎なもので。
ちなみに図はお姐さんがたが作成してくれます。
 



きのこは「胞子(ほうし)」で繁殖をはかります。植物が種で繁殖する仕組みと似ています。
この胞子が発芽して「菌糸(きんし)」となり、地中、植物中、動物中(冬虫夏草がその例)に育ちます。
この菌糸を根、茎、葉に例えた場合、きのこは花に似た役割を果たしています。
きのこは自分から養分を作れないため、従属したものから栄養を摂取します。
  腐生 : 生物の死骸や排せつ物から養分をとる
  寄生 : 生きた生物から養分をとる
  共生 : 植物の根に菌根という連結部を作り物質交換を行う
          以上 都市のキノコ図鑑 p.11
きのこのヒトに対する意義は、自然界の腐食物を分解してくれること、そしてそれが種類によっては食用となることでしょうか。
それ以外に「安らぎを与えてくれる(その逆もある)」、「自然の神秘を想起させる(その反対もある)」など、意義など作り上げればきりがないです。

子のう菌類 Ascomycota


子のうとは、有性生殖の結果生じた胞子を、細胞の中に内生させる袋です。
そのような菌類を、「子のう菌類」と呼びます。
子のう菌類の正しい分類には顕微鏡観察が欠かせないそうです。
でもとりあえず、絶対に子のう菌類に分類されるとわかるものもあるので載せます。
漢方薬として使われる「冬虫夏草」もこの仲間だそうです!
これも「きのこ」と呼ばれるものの中にはいるのですね。

  アミガサダケ科
Morchellaceae

アミガサダケ Morchella esculenta(L.)
Pers.var.esculenta
食べられます。ただし必ず火を通すこと、だそうです。生食すると中毒します。
ヨーロッパでは食材として有名です。
※ただしフクロシトネタケ科の「シャグマアミガサダケ(頭が褐色で脳みそ状のもの)」は猛毒(死亡例あ
り)なので絶対に間違えないようにとのこと。
春に発生。これが生えると「きのこ春一番」という感じ。きっとどこかでお目にかかったことがあるように
、路傍などに発生。腐植の多い場所、桜の下のツツジの植え込みなどが狙い目。
ひと口にアミガサダケと言っても、チャアミガサダケ、マルアミガサダケ、トガリアミガサダケ、オオアミ
ガサダケなど多種類です。 

東京 4月中旬〜下旬

東京 4月

東京 4月中旬〜下旬

東京 4月中旬〜下旬 


アラゲコベニチャワンタケ Scutellinia scutellata (L.) Lambotte ピロネマキン科 
「チャワンタケ」の仲間は「茶碗」形なので一目でわかります。
アラゲコベニチャワンタケの縁は毛状のものが生えているよ。よくよく見ると、「食虫植物」のようでもあ
りますが、もちろん虫は食べずに「きのこ」なのです。ちなみに生えていた場所は「墓石の縁」です。
 
 
東京 11月初旬
 
東京 11月初旬


もしかして
オサムシタケ!? 
Tilachlidiopsis nigra Yakushiji & Kumazawa
冬虫夏草だ。
オサムシの成虫と幼虫に寄生するとのこと。
なんで掘り返してみなかったんだろうとメチャ後悔
しています。
落葉に埋まった虫の身体から、発生するそうです。
 


もしかして
クモタケ!? 
Nomuraea atypicola (Yasuda) Samson
 
これも冬虫夏草。
地中の袋の中のトタテグモから発生するそうで、なん
でほじくってみないんだとまたしても後悔。 

東京 7月上旬 


ズキンタケ 頭巾(確かに!)茸  Leotia lubrica f. lubrica (Scop.) Pers. 
 
東京 9月中旬
葉っぱやコケと比較するとどれくらい小さいかがお分かりいただけるかも。頭が緑色のものなど、多種類の
ようです。写真が光ってしまい残念。場所は分かるのでまたこの時期の雨上がり撮影挑戦します。
 


茶碗型さまざま  クロチャワンタケ科、チャワンタケ科、
ピロネマキン科、キチャワンタケ科など
 
茶碗型のきのこの同定は、素人では無理です。まずド基礎者では間違った同定をして笑いものになるというもの。
分かったものは分かったもの、分からないものはそのままに、掲載します。

東京 7月初旬

東京 6月

清里 6月後半

タルゼッタ属のタルゼッタ・カティヌス
???
縁の鋸歯が特徴的ですね。
 

東京 10月 

移植して写真撮影


これは ビョウタケ!? 
Bisporella citrina (Batsch) Korf & S.E.Carp
たぶんモエギビョウタケのほう。
きちんとした確認を怠るところがド基礎者たるゆえん。
ビョウタケのビョウは画びょうの鋲ですね。
柄を確認すれば、まさに画びょう型になっているはず。
「はず」というのは確認を怠っている証拠なのです。
 
 
群馬県 10月

ノボリリュウタケ科
Helvellaceae 
   
「昇龍茸」なんて、とてもおめでたそうな絶妙のネーミング。 
ノボリリュウタケはヨーロッパなどでは食用。ただし必ずゆでこぼすなど、火を通さないと中毒するそうです(食べたことがないし)。   
 
ノボリリュウタケ
Helvella crispa (Scop.) Fr.
富士山麓 10月初旬
 
ノボリリュウタケ
Helvella crispa (Scop.) Fr.
富士山麓 10月初旬
 
ノボリリュウタケ
Helvella crispa (Scop.) Fr.
長野県南蓼科 9月中旬
 
ノボリリュウタケ
Helvella crispa (Scop.) Fr.

長野県南蓼科 9月中旬
 
不明 ナガエノチャワンタケでは
ないかと。裏と柄がボツボツ。
 
東京 10月
ナガエノチャワンタケ?
 
東京 7月
ナガエノチャワンタケ?
 
東京 7月
ナガエノチャワンタケ?

東京 7月上旬
これなどはナガエノチャワンタケが
そり返って鞍型になったもの。
     
ナガエノチャワンタケ(長柄の茶碗茸)の同定は難しいそうです。本来は茶碗に足が一本ついたような形ですが、そっくり返って「鞍形」(くらがた)
」になると、混同されるそうです。事実混同しているし。子のう胞子が紡錘形なのが決め手だそうですが、そのためには顕微鏡観察が必要。
近年ではノボリリュウタケ属に分類されるそうです。   

ド基礎者には同定不可能  東京 10月

東京 7月
 


ヘラタケ Spathularia flavida Pers. ヘラタケ属  
しゃもじのような個体の写真はボケて失敗しており、波打ったものばかりの写真になってしまいました。
だから本当にヘラタケでいいんだろうかという不安を抱くのもド基礎ならでは。
 
 
長野県南蓼科 9月中旬
 


担子器上に胞子をつくる
担 子 菌 門 たんしきんもん

キクラゲ類 
Heterobasidiomycetes


きのこに目覚め、ハマるまで、キクラゲがこんな身近にあるとは知らなんだというもの。
森林はもとより、港区や新宿区、白金台にもあるだろう。
行って探したことはないが芝公園や新宿御苑、赤坂御苑、青山墓地、原宿駅の明治神宮、上げればきりがない…、都心にも必ずいるはずキクラゲ星人。アレ?

キクラゲは湿度があるときはゼラチン状、乾けば固くなるので「膠質(こうしつ)菌類」と呼ばれるそうです。
チャワンタケと同じ部類にも見えるが、顕微鏡観察をすると「ハラタケ類」に近いそうです。
冬場にはあまり見られなくなるが、ほぼ通年。

アラゲキクラゲ On Parade ! Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.   キクラゲ属

神奈川県 田浦梅園 11月

東京 本門寺 3月

東京 本門寺 3月
これで生活できるくらいビッシリ

東京 本門寺 3月
おまけにデカいし!

東京 2月 

東京 3月

東京 3月
そびえ建つキクラゲマンション

東京 3月

東京 3月
キクラゲよりも硬質で、背面が毛におおわれる。食用。朽ち木、切り株などを探してみてください。驚くほど大きく、密生したものが見つかる。   


こちらはキクラゲ オンパレード ! Auricularia auricula-judae(Bull.:Fr.) Wettst.  キクラゲ属 

東京 3月
  海のものか山のものか混同されるって分かる気がしますね。
上のものなど「海ほうずき」にも似て、「海中か?」と勘違いしそう。

キクラゲはアラゲキクラゲよりも柔らか感が出ています。
実際に柔らかいです。 

東京 5月


タマキクラゲ Exidia uvapassa Lloyd ヒメキクラゲ属  "uva"というとラテン語系で「卵」を意味する。

東京 3月

東京 3月

東京 5月
すっごく身近にあるのに「はじめまして」感があるのは、やっぱり気色悪いところがあったからではないかと思うんです。凝視できなかったというか。

実はこのように可愛かった。

かたちは多様とのこと。ただし球(子実体)のひとつひとつは接しても融合はしないそうです。

食可。 
 


ヒメキクラゲ Exidia glandulosa (Bull.) Fr. ヒメキクラゲ属  
タマキクラゲと同じ属で、こちらが基準なのだとか。
確かにぐちゃぐちゃと接続し始めるとド基礎者にはわかりにくく間違えやすそう。
こちらは融合を繰り返し不定形になる。そして色も濃い(灰褐色や黒)。食可。 

東京 5月

東京 5月


ハナビラニカワタケ Tremella foliacea Pers. シロキクラゲ属 湿り気があるときはゼラチン状の花びら型、乾くと硬い塊。食用。 

東京 日の出町 1月

東京 日の出町 1月

多摩湖 狭山緑地 11月 

東京 7月上旬


シロキクラゲ
Tremella fuciformis Berk. シロキクラゲ属
 
発生した枝が折れて地上にあったのか、地上にあった枯れ木に
発生したのか不明。食用。
 

東京 6月


クロハナビラニカワタケ で、あってるかい? Tremella fimbriata Pers. シロキクラゲ属  
   
東京 3月
判断資料が少なく、同定かなり不安です。
よく似たものに子のう菌類の「クロハナビラタケ」があり、そちらは有毒。
有毒のクロハナビラタケの表面にはシワがあるということなので、どちらかで
あれば本種はクロハナビラニカワタケでは?というほどのあやふやさ。 

東京 日の出町 3月


ツノマタタケ Dacryopinax spathularia (Schwein) G.W. Martin ツノマタタケ属  

東京 9月
切り株の表面という、いかにも目立つところに発生するのに今まで無視してきたという自分に、なにか驕りはなかったかと、わけもわからず反省させられる1品(?)。
Y字状になるので、ヤングマンの振り付けで踊るときに思い出してもらえたら、というようなきのこ。
 
東京 7月上旬


腹 菌 類 
Gasteromycetes


読んで字のごとく、腹に菌をためていそうな形状です。わかりやすくて覚えやすい。
それでも外観、内部組織は変化著しいとのこと。とにかく見てください。

ツチグリ Astraeus hygrometricus (Pers.) Morgan ツチグリ属  
自然の造形の妙にふさわしいフォルム。湿度により開閉するため「きのこの晴雨計」と言われるそうです。幼菌は球形。

東京 3月
左のようなシーン「カエルとツチグリ」
にも出くわしました。
ツチグリとカエルと裸地の見分けがつかず
、写真も若干ブレ気味。

裸地に発生することが多く、持ち帰って
家の敷地の裸地に放っておいてみました。
2年目にはなくなってしまいました。
 

東京 1月

裏面
   


ツチガキ Geastraceae ヒメツチグリ科  
網目格子のような模様がないものを「ツチガキ」と呼んだり、それでも「エリマキツチグリ」なんてのもあって、統一していないもよう。
ただし科は「ヒメツチグリ科」の「ヒメツチグリ属」。
  
 
同じフクロツチガキを角度を変えて撮影して
みました(背景ムラサキの4枚)。

フクロツチガキ
Geastrum saccatum Fr.
ヒメツチグリ属
東京 7月中旬 

東京 11月

東京 11月
左の2枚は「シロツチガキ」なのか「ヤブ
レツチガキ」か、はたまた「フクロツチガ
キ」なのか判別できないもの。
ド基礎者はたいていこれらすべてをひっく
るめて「ツチグリ」と言ってしまいます。
 
右の1枚はおそらく
エリマキツチグリ? ヒメツチグリ属
G.triplex Jungh.
そうでないかと思う特徴は、
 ・頂部に突起
 ・外皮が5〜7片に割れる
 ・内層が割れてえりまき状盃型になる
フクロツチガキと判別が難しいんですよね。
中央が幼菌
東京 9月上旬 


ホコリタケ Lycoperdon perlatum Pers. ハラタケ科 ホコリタケ属   (別名 キツネノチャブクロ)
ド基礎者にはうってつけの教材。はじめは探すだけでも楽しい。肉の白いものだけ食用となるが、ショウロ系で毒のものと似ているので、要注意。

東京 11月

東京 10月後半

胞子を飛散させる穴が開く。
神奈川県 金沢八景 11月
 
棒でつつく。
もわっと出ているのが胞子。
「ホコリ」の名の由来。

袋を開いてみる。

東京 4月上旬

東京 11月

東京 11月

長野県 9月中旬 
  左は黄色みがかっています。
「キホコリタケ」というのもあるそうです
が、おそらくもっと黄色いはず。
また「タヌキノチャブクロ」もあり、ちょ
っと判別難しいです。 

東京 6月中旬
シバフダンゴタケ?
ホコリタケよりも小型で、顕微鏡で見ると
胞子に尾があるそうです。

東京 7月上旬


ノウタケ ハラタケ科 ノウタケ属
Calvatia craniiformis (Schwein.) Fr.ex De Toni

オオノウタケ ハラタケ科 ノウタケ属
Calvatia boninensis S. Ito & S. Imai 
下に出ている写真のすべては「ノウタケ」だと思われます。
ノウタケとオオノウタケの違いは胞子の形で、ノウタケは球状、
オオノウタケは楕円。これは顕微鏡以上レヴェルの観察が必要です
。オオノウタケは暗色で、発生数が少ないそうです。
 
知識なくこれに突然出くわした場合、ヒトは相当警戒感を抱くと思うんですよね。それでも若くて白いものは食可。
地上に脳みそ状のかたまりが転がっている(転がっているわけではなく、菌糸でくっついていますが)。
   老菌

東京 9月上旬
  老菌
 

東京 7月中旬

東京 9月上旬
  
 
東京 9月中旬
 
東京 8月下旬
このエリアは、毎年デカいノウタケがわんさと生える「脳茸農場
」のような感がある。

場所を明記しないわけは、「マイエリア」意識があるため。
それなので例えば「田浦梅園」などと明記してある場合は、「オ
マエエリア」でないんだなと分かるわけです。
ただし「マイエリア」といっても誰しもが入れる公園だったりす
るので、ぜひともこんなノウタケを探してみてください。

 
 
東京 8月下旬  パックマン状


カニノツメ アカカゴタケ科 カニノツメ属
Linderia bicolumnata (Lloyd) Cunn.

白く丸い幼菌から腕が出ます。
茶色の部分は「グレバ(基本体)」といい、腹菌類のきのこの部
分だそうです。
ベタベタで「臭い」と言われますが、この時はほとんど臭わなか
ったのはなぜだ?
 

東京 11月
東京 12月中旬 





 東京 12月中旬

東京 12月中旬

東京 11月 幼菌




続きます。